2012年8月5日日曜日

3DS LLレビュー

3DS ハードウェア 2012年7月28日発売

LL COOL JAPAN

ふりかえればDS、DSlite、DSi、DSiLL、3DSそして今回の3DS LLとDSシリーズ全部買ってる事に気づいた覇王です。
個人的に任天堂さんは毎回買い替えるに値するモデルチェンジを行っており、特にDSiLLの際は第一報での単なるサイズアップじゃんという印象が実物を見てみたら単なるですまないサイズアップだった経験があるため、3DS LLについても1秒も迷わず購入しちゃいました。

ほいで1週間ほど触ってみてのレビューです。

■画面
というわけでなによりかにより画面について。上画面は旧3DSから約1.9倍アップの4.88インチになり、PS Vitaの5インチ画面に迫る勢い。大なり小なり意識はしていることでしょう。旧型からの迫力の向上はダンチで、印象としては携帯機から小型据え置き機になったと言ったら少し盛ってる気もするけど、今夜はそう言い切りたい。携帯機の気軽さを損なわない範囲でゲームへの没入度を上げてくれています。

旧型では3D効果のために必ず上画面には黒い額縁が付くという縛りがあり、どんな本体カラーバリエーションを出してもそこに不統一を感じていましたが、画面が十分に大きくなってそれが撤廃可能になったのも嬉しいところ(ゆえに覇王の3DS LLは白一択!)。

ただし、画面が大きくなったことでむしろ本体および顔面が少し動いただけで3Dの視差バリアが見えてしまう頻度が多くなったとは感じています。


■持ちやすさ
最初に本体を持った時に「あれ、薄い!」と感じたものの、どうやら薄さは変わってないらしくこれは画面拡大によるうれしい誤解の模様。
本体表面の質感は以前のツルツルとした光沢仕上げから、露骨にプラスチック感が出て安っぽくなったとも言えるものの触り心地は優しくなり、また角が取れたことで持ちやすさも上がっています。

■タッチペン
タッチペンの収納場所が本体上面のカードスロット横から、右側面に移ったこともさりげなく手元に近づいてその判断自体はうれしいのですが、実際のところ本体が大きく・重くなったことでわざわざ手を持ちかえる負担も上がり、ペンを抜き出すくらいなら指で雑にタッチしてしまうのが現状。これについては来たるべきWiiUも懸念事項だなと思ってます。

■充電スタンド
おおよその変更点は3DS LLに軍配があがるものの、一点だけ以前の方が好ましいと感じたのがこの充電スタンドとの接地。旧3DSのほどよい置きやすさ・外れにくさの抵抗感に比べると3DS LLは置くのも取るのもふにゃんふにゃんで、ゆえに取り外しの際に簡単に本体が外れるものの簡単にスタンドも付いてきちゃうのが美しくなく、充電スタンド安定用の重りなんかが発売されたらみんなバカにするかも知れないけど俺は笑わない。

■名称
だんだん重箱の隅ってきたけど、3DS LLってアルファベットで子音が4つも続くのは名前としてちょっとマニアックだな厚着だなとは思ってます。
名称に付けられる要素は3つが限度だと思うので、すでに"DS"は国民的名称として1カウントでオッケーにしても、"3D"の"DS"の"LL"としてこれがスロットいっぱいでしょう。次期バージョンアップが仮にこの3DS LLに適用された場合、右スティック付きで3DS LL Rとか、バッテリー増強版の3DS LLタフとかもう厳しそう。

■まとめ
すべてゲームプレイの向上を旗印にした改善で、少なくともこれから3DSを購入しようという人はこのLLしかないと強く推したい出来。任天堂さんの金庫事情的にもこちらの方がやさしいそうで、購入希望者を誘導するに足る変更だと思いますよ。

■余談
熱心なすれちがいユーザーとして、最近希望する変更。
すれちがい時に相手に送られるあいさつ、あれの入力画面をホームメニューに移せないでしょうかね。現状は入力までのメニューがあまりに深くてこまめに変更する気にならないため、たとえば「今日は出張で福岡に来ています♪」というようなあいさつを、大阪で見返ることもしばしば。もっとすぐ手元にあれば、あいさつのリアルタイム感が上がると思うのですがどうでしょう。